雑念ベースは http://blog.yoshitomo.org/ に移転しました。ここはリンクや画像などのために残っているのみで、更新はされません。

メイン

2006年05月28日

Socket AM2現る [コンピューター]

 AMD の新しいソケット Socket AM2 の CPU とマザーボードが出回り始めたようですね。値段も Socket 939 のものと比べてやたらに高いということもなさそうです。

 Socket AM2 と Socket 939 の違いは、ピン数と使用するメモリ。ピン数は940、メモリは DDR2 を使用します。
 また、Semplon もデュアルチャンネルに対応とのことです。もっとも、どこまでデュアルチャンネルの効果が出るかは不明ですが。

 個人的に注目しているのは、いわゆる低消費電力版です。少し高いですが、X2 の一般デスクトップ向けで62W、省スペースデスクトップ向けで35Wです。通常のものが89Wですから、発熱対策には効果があるのではないでしょうか。
 もっとも、無印の Athlon 64 や Semplon は通常版でも62W。X2 の62Wにするか、無印の35Wにするか迷うところです。


 今月はメモリを1GB増設してしまったばかりですし、来年まで様子を見ようと思っています。BIOS の最適化もあまり出来ていないという噂もあります。すでにパソコンは日常生活で使うものになっていますので、置き換えは慎重にせざるを得ません。

2006年03月04日

PHP で、クラス内関数をコールバック関数に使うには [コンピューター]

 覚書です。

 PHP はコールバック関数という概念があります。よく使われるのは、array_map のような関数です。この関数は、配列の各要素にコールバック関数を適用します。

 第一引数にコールバック関数の名前を文字列として入れてやるわけですが、OOP(オブジェクト指向プログラミング)の場合はこの方法が使えません。クラスインスタンスが $obj だとすると、$obj->func() のようにする必要があります。インスタンスも含めた形で名前を渡す方法がずっとわからないままでしたが、先日 Koders というソースコード検索エンジンでやり方を見つけることができました。

 そのやり方ですが、文字列ではなく配列を使います。

array_map( array( $obj, 'func' ), $array);

 PHP4 で動くことを確認しました。

2006年01月15日

Perl と PHP [コンピューター]

 ウェブアプリケーションが大量に使われるようになりました。そして、その開発にはさまざまなプログラム言語が使われています。

 企業による開発では、マイクロソフトの ASP やマイクロソフトの Java が人気のようです。また、個人レベルでは Perl が人気です。
 Perl は日本での商業インターネットが始まったころから、掲示板やチャットなどの開発に使われてきました。あまりに使われることが多いためか、CGI = Perl という勘違いも(CGI は通信の仕組みであって、言語は Perl 以外でも可能です)生まれています。

 最近は PHP という言語も人気です。Yahoo! のシステム(の、一部?)は PHP で開発されているとか。
 PHP の総本山のグラフによれば、5年ほど前から使用件数も増え続けています。レンタルホスティングサービスであれば、無料のところでも多くのところで使うことが出来ます。

 さて、Perl と PHP はよく似ています。似たような関数もたくさんありますし、似たような機能も多いです。しかし、似て非なるものといいますか。実際使ってみるとその違いは小さくありません。私は Perl を何年も使ってから PHP を使い始めたのですが、はじめは違いが気持ち悪く感じられました。慣れるまではかなり辛かったです。

 この違いはどこから来るのでしょうか。私は、設計思想の違いからきていると感じています。

 Perl は、必要最低限の機能を持ち、足りなければ工夫次第で補えるようになっています。配列の並べ替えをする sort という組み込み関数がありますが、文字コード順に並べ替えることしか出来ません。他の方法を使いたい場合は、アルゴリズムを記述したユーザー関数やブロックを使うことになります。
 これに対して、PHP には複数の並び替え関数があります。基本的なパターンは組み込み関数で事足りるでしょう。その代わり、独自のアルゴリズムを使う場合はユーザー関数の定義が必須となります。ブロックは使えません。

 この例えが相応しいかどうかわかりませんが、Perl はシンプルな機能を創意工夫で組み合わせて使う UNIX、PHP は便利な機能が満載だけど複雑なことをするときに面倒な Windows ではないでしょうか。
 実際、PHP を使っていると「何でこういうことが出来ないんだよ」と感じることが多々あります。経験不足なだけかもしれませんが、少なくとも Perl であれば実現可能であることが多いのです。

 最新の PHP は 5.x となりました。現在主流の 4.x とはかなり変わったようです。また、Perl も次期バージョンの 6.x の開発が進められています。こちらも劇的な変化があるようです。
 長い歴史を持つ Perl と、新たな人気言語 PHP。どのように変わっていくか楽しみな言語です。

2005年12月16日

Firefox 1.5 における SVG の対応 [コンピューター]

 書こうとして忘れてました。Firefox1.5 の SVG への対応状況についてです。といっても、まとめサイトの紹介で済んでしまいます。

SVG - Firefox まとめサイト

 初めのうちは W3C の仕様書のサンプルを表示してたりしたのですが、すでにまとめてる人がいるのではと検索してみたところ、SVG 以外も含めたまとめサイトを見つけたというわけです。いやぁ、感謝感謝です。

 さて、詳しくはまとめサイトを見ていただくとして、大まかな印象を書いてみようと思います。
 実装としては、基本部分はほぼ問題ないでしょう。名前空間(後述)がちゃんと指定してあればほぼ大丈夫そうです。ただし、これは単なる静止画として扱う場合でして、アニメーションやフィルタ効果はまだまだのようです。

 SVG を公開する側の注意としては、名前空間をきちんと指定しておくことが上げられます。1つの XML 文書に複数のボキャブラリを含む場合(XHTML+SVG+SMIL など)には、この名前空間で区別することになります。SVG だけの場合なら区別する必要はないわけですが、Firefox 1.5 の実装ではこの場合も名前空間が必要になっています。設定しないと謎の XML 文書として扱われてしまい、構造が表示されるだけになってしまいます。
 なお、名前空間は SVG のバージョンによって違いますので、使用するバージョンにあわせてください。名前空間名については、仕様書等で確認願います。先ほどのページにも、仕様書へのリンクがあります。

 Firefox 1.5 の登場によって、SVG にネイティブに対応したブラウザは Opera 8.5 とあわせて2種類となりました。また、IE7 がネイティブに対応するという話です。IE6 もアドビのプラグインを使えば対応させることが出来ます。Opera 8.5 の実装は残念ながら今ひとつの感がありますが、SVG をブラウザで見ることができる環境はかなり整ってきたといえるでしょう。

 SVG はプレーンテキストデータなので、簡単に CGI で扱うことも出来ます。IE7 普及と同じころにはブレイクするのではないでしょうか。出来ることなら自分もその担い手になれればと思いつつ、SVG の普及を願っています。

2005年12月01日

Firefox 1.5 日本語版をインストールしてみました [コンピューター]

 ミラーサイトにも行き渡ってきたということで、1.5 日本語版をインストールしてみました。失敗してもそんなに困らないということで、あえて上書きインストールです。なお、インストール環境は Windows XP home 日本語版 SP2 です。

インストール

 インストール作業自体は難しくはありません。5MB弱のインストールプログラムをダウンロードしダブルクリック。標準インストールなら数ステップのウィザードに従って進めるだけです。パソコン初心者でも、そんなに悩むことはないでしょう。
 なお、インストール先フォルダの初期設定は、旧バージョンに上書きするようになっていました。基本的には大丈夫みたいですね。

旧バージョンからの引継ぎ

 上書きインストールしたわけですが、すべてがうまく引き継がれたわけではありませんでした。残念ながら、一部消えてしまったところがあります。

 引き継げてなかったのは検索プラグインです。ウィキペディアなどいくつか追加していたのですが、すべて消えてしまいました。インストールしたものをリストアップしておくとか、バックアップしておくといった対策が必要でしょう。
 なお、初期状態でインストールされていたのは、Yahoo! JAPAN、 Google、楽天市場、 goo ウェブ、 Yahoo!ショッピング、 Yahoo!オークション、 Amazon.co.jp、 Creative Commons(表示されるのと同じ順番)の8つです。英語版とは違う構成で、1.5 で追加されたという Answers.com は含まれていません。

検索プラグインメニューのスクリーンショット 2.34KB GIF89a 16色

 一番気になるであろうプロファイルやブックマークはしっかり引き継がれていました。パスワードや Cookie も大丈夫なようです。ブックマークは順番もそのままです。個人用ツールバー(「はじめよう」とか「最新ニュース」が表示されているところ)もそのままですし、ツールバーのカスタマイズも同じ位置を保っています。
 プラグインは、少なくとも私の環境でインストールされているものは大丈夫です。互換性チェックはパスしましたし、実際に使った感じでも問題はなさそうです。旧バージョンでインストールしてあったプラグインは、前回のエントリーに張ったスクリーンショットをご覧ください。

使用感

 全体的に軽くなった感じがします。起動も早いようですし、ローディングや表示も軽いです。
 長年パソコンを使っていると、"バージョンアップ 重くなる" という図式が浮かんでしまって心配だったのですが、無事杞憂で終わったようです。むしろ快適になりました。これなら、ぎりぎりのスペックのパソコンで使っている人にもお勧めできます。

細かい変更点

 アップデート情報にはない細かい部分も変更があります。

メニューのデザイン

 旧バージョンのメニューは少し立体感のあるものでしたが、1.5 では厚みのないフラットなものになっています。95 以前の Windows をご存知の方は、それをイメージすると近いと思います。縁取りは立体感を出すものではなく、グレー1色です。
 また、カーソルを重ねても出っ張らず、フラットのままで色が変わります。その色は、一般的なアプリケーションでカーソルが重なったメニュー内項目と同じ色です。メニュー内項目が表示されているときもこの状態はそのままです。

表示メニューのスクリーンショット 5.02KB GIF89a 8色

アップデートのチェック

 本体やプラグインのアップデートをチェックする機能が少し変わっています。旧バージョンではプラグインだけのとき(プラグイン一覧ウィンドウでからのチェック)でも専用のダイアログが出ましたが、1.5 ではウィンドウ中で1つずつチェックしていく様子がわかるような形になりました。また、ウィンドウ下部のボタンも少し変更されています。

アップデートチェック中のプラグインウィンドウのスクリーンショット 13.7KB GIF89a 64色

 また、ダイアログでの表示も、プログレスバーが変更されています。旧バージョンでは左からだんだん伸びていって右端まで行ったら終わりというタイプでしたが、1.5 のものは一定の長さのバーが左から右へ流れていき、右端まで行ったら再び左から出てくるタイプになっています。

ソフトウェア更新確認ダイアログのスクリーンショット 5.17KB GIF89a 32色

まとめ

 検索プラグインがリセットされるといった問題もあるためパーフェクトではありませんが、ほぼ満足のいくリリースではないでしょうか。CSS や SVG のサポート強化部分はまだ確認できていませんが、普段見ているサイトでも問題はなさそうです。
 わずか数時間使用しただけですが、日常的に使ってもいいかなといった感じですね。問題があってアップデートがあったときも更新は楽になるようですし。

 なお、SVG についてはそのうちチェックしてみる予定でいます。

2005年11月30日

Firefox 1.5 リリース [コンピューター]

 昨日のエントリーでは、Firefox 1.5 が11月30日にリリースされる予定であるという記事を書きました。日本語版が出るまでは待つつもりだと書いたわけですが、英語版と同時リリースとなりました。導入タイミングの指標にするつもりだったのが、あっさり駄目になってしまいました。(同時リリースはうれしいんですけどね)

 現時点でリリースから数時間以上経過しているわけですから、すでに導入済みの方は多いかと思います。今ダウンロード中の方もいるかもしれません。早くインストールして動かしたいでしょう。新しいバージョンを触るのは楽しいものです。

 でも、ちょっと待ってください。1.5 は新機能満載ですが、互換性が失われた部分もあります。設定データ形式が変わっているかもしれません。心配であれば、インストールは上書きではなく新規にしましょう。
 また、拡張機能(プラグイン)は互換性があるとわかるまでは無効になります。これがないと駄目といったプラグインがある場合は、1.5 対応か確認してからインストールしましょう。インストールされているプラグインは、ツールメニューの拡張機能で開くウィンドウで確認できます。

機能拡張一覧表示ウィンドウのスクリーンショット 12.4KB GIF89a 形式

 リリースノートには、次のように書かれています。

Mozilla Japan の 「Mozilla Firefox 1.5 リリースノート」より引用(参照した時点ではベータ版のリリースノート)

Firefox 1.0 にインストールされている拡張機能は Firefox 1.5 と互換性がなく、アップデートが必要な場合があります。何か問題があった場合は、その拡張機能の作者に報告してください。Firefox 1.5 をインストールする際、お使いの拡張機能やテーマは、Firefox 1.5 と互換性があること、または、互換性のある新しい拡張機能やテーマが提供されていることが確認されるまで、すべて無効化されます。これは、Firefox がバージョンごとに変更点を含んでおり、その変更された部分の機能を統合した一部の拡張機能やテーマは、Firefox の新バージョンで使うと問題を引き起こす可能性があるためです。お気に入りの拡張機能やテーマがアップデートされておらず、Firefox の新バージョンと互換性がない場合は、作者に連絡を取ってアップデートを促してください。

「Mozilla Firefox 1.5 Release Notes」より引用

Extensions installed under Firefox 1.0 may be incompatible and/or require updates to work with Firefox 1.5. Please report any issues to the maintainer of the extension. When you install Firefox 1.5, your Extensions and Themes may be disabled until Firefox 1.5 determines that either a) they are compatible with the Firefox 1.5 release or b) there are newer versions available that are compatible. This is because Firefox changes from release to release and as such the ways in which some extensions integrate changes, meaning there can be problems when running an older extension with a newer version of Firefox. If you find that your favorite Extension or Theme has not been updated to be compatible with this release of Firefox, write the author and encourage them to update it.

 現時点では作成中になっていますが、簡易機能比較表mozillaZine 日本語版で公開されています。ここにあるのは一般ユーザ向けの内容ですね。
 ウェブクリエーター向けの新機能としては、SVGCSS2・CSS3・JavaScript1.6 のサポート追加および強化が挙げられます。個人的には、SVG サポート追加がうれしいですね。SVG を表示するには Adobe によるプラグインをインストールするのが一般的(Windows の場合。他のプラットフォームはわかりません)ですが、Firefox には残念ながら対応していません。最近 Opera がサポートするようになりましたが、対応はいまいちです。1.5 リリースによって、SVG の普及が進むのではないかと期待しています。

ダウンロードサイト

 ダウンロードはミラーサイト優先で。Windows 版であれば窓の杜がお勧め。窓の杜自体のミラーもあります。

窓の杜から
Mozilla Corporation から

関連リンク

Mozilla Corporation
Mozilla Firefox 1.5 がリリースされたmozillaZine 日本語版
Web ブラウザ『Firefox』初の大型アップグレード版登場Japan.internet.com
「Firefox 1.5」日本語版を含む各国語版が正式公開INTERNET Watch
1年ぶりのメジャーバージョンアップ版となる「Firefox」v1.5がついに公開窓の杜

2005年11月29日

Firefox 1.5 がやってくる [コンピューター]

 人気上昇中のブラウザ Firefox の最新版である 1.5 が、日本時間で11月30日の午前5時から午後5時にかけて(米国時間では前日の午後)にリリースの予定だそうです。

 1.5 は現在の最新バージョン 1.0.7 に対して多くの新機能や強化があるということで、ユーザーの1人として非常に楽しみにしています。ただ、リリース直後というのは問題が残っていることも多いため、インストールは少しまとうと思っています。少なくとも日本語版が出るくらいまでは。
 また、リリース直後はアクセスが殺到する恐れがあるため、どうしても今すぐ必要でなければ、ミラーサイトからのダウンロードをお勧めします。Windows 版であれば、窓の杜や Vector がお勧め。

窓の杜 - Firefox
Mozilla Firefox(Windows95/98/Me/インターネット&通信)Vector Softライブラリ

関連サイト

Mozilla Japan
「Firefox」v1.5正式版が日本時間で30日未明から午前中の間にリリース予定窓の杜
「Firefox 1.5」正式版、日本時間11月30日に公開予定INTERNET Watch

2005年10月17日

QEMU on Windows をいじった覚書 [コンピューター]

 Qemu というCPU エミュレーター(OS ではなく、パソコンそのもののエミュレーター)がありまして、それの Windows 版をいじってみました。2日かかってなんとか WindowsMe のインストールがうまくいきそうなところまでこぎつけたので、覚書代わりにまとめておこうと思います。

QEMU on Windows

    zip 版とインストーラー版は違う
     zip で単に圧縮したものと、インストール機能付き実行ファイルのものの2種類ありますが、中身は違うようです。現時点でわかっている違いは2つあります。1つは機能の、もう1つは構成の違いです。
     機能の違いとしては、一部キーが、実行ファイルのものだと入力できないことです。アンダーバー( _ )とコロン( : )が入力できませんでした。アンダーバーはまったく駄目で、コロンは + になってしまいました。内部コマンドにはこの2つが必要なものもあるので、結構致命的です。使いなら zip 版のほうがいいです。
     構成の違いは、含まれているファイルの違いです。実行ファイル版のほうがファイルは多かった気がします(アンインストールいてしまったのでわからないです)。逆に、zip 版には Linux のイメージファイルが含まれていて、最初の動作チェックに便利です。また、BIOS イメージファイルの場所も違います。
    ディスクのイジェクトは -f オプションつきで
     インストールした WindowsMe はアップグレード版なので、途中で Windows98 のインストールディスクを要求されます。eject コマンドでイジェクトして change コマンドで入れ替えとなるのですが、これだけだと認識にやたら時間がかかるようです。イジェクトのときに -f オプションをつけて強制的にやるとうまくいきました。
    eject -f cdrom
    change cdrom //./CD-ROM ドライブのドライブレター(実ディスクを使う場合)

“FD”作者逝去 [コンピューター]

 FD というファイラー(ファイル管理などをするツールの総称)をご存知でしょうか。MS-DOS 時代からパソコンをいじっている方にとっては、「知らないはずがないだろう」と言われそうなほどの定番ソフトでした。

 スラッシュドット ジャパンによると、この FD の作者である出射厚氏が、2004年11月7日に亡くなっていたとのことです。

スラッシュドット ジャパン | DOS時代のファイラー“FD”作者、出射厚氏逝去の報スラッシュドット ジャパン

 FD はあまり使ってはいませんでしたが、ページャーの MIEL には大変お世話になっていました。スクロールの速さに驚愕したものです。

出射氏の作品Vector Softライブラリ


 さらに詳しくは、Wikipedia の解説をご覧ください。私の文章よりずっといいです。

FD (ファイル管理ソフト) - Wikipedia

2005年10月06日

Firefox って DTD 読んでる? [コンピューター]

 久しぶりに XML を先日いじってました。XSLT で HTML に変換しているものなのですが、2箇所ほど Firefox だと表示されないところがあります。確認してみると、どちらも DTD で初期値を指定している属性に依存していました。
 ためしに初期値で属性を追加してみたら表示されます。ざっと検索してみたところ、基本的には無視らしいです。公開するときにはローカルで HTML に変換しちゃうんでたいした問題ではありませんが、確認するにはちょっと不便です。

2005年10月03日

PHP の普及はどのくらい? [コンピューター]

 PHP というプログラム言語があります。HTML に埋め込むような形で使われることの多いインタプリタ型の言語です。

日本PHPユーザ会

 いつの間にか、この PHP が話題の言語(いや、今までは話題にならなかったわけではないです)になってます。ニュースサイトで関連記事を見かけることが多くなりました。今日も、マーク・アンドリューセンが Zend Technologies の取締役に就任したというニュースがありました。マーク・アンドリューセンは Netscape Communications の創始者の一人、 Zend Technologies は PHP3 の開発者によって創設された企業です。

インターネット界の大物、Zend の取締役にJapan.internet.com

 気になるのは、PHP が使えるサーバーがどれだけあるかです。企業向けホスティングサービスではかなり普及していると思いますが、個人向けやプロバイダの提供するサーバーではどうでしょう。個人向けホスティングサービスはそれなりにあるようですが、プロバイダのほうはあまり聞いたことがありません。

 私は一時期 PHP をいろいろいじっていましたが、公開しても使われないのではないかという思いからやめてしまいました。もし普及がかなり進んでいるのなら、もう一度始めてみようかなという気になっています。Perl のオブジェクト指向プログラミングはややこしいです(これが PHP が気になる一番の理由かも)。

2005年09月20日

Opera からバナーが消えた [コンピューター]

 Opera というブラウザをご存知でしょうか。一時は IE と張り合えるんじゃないかとまで言われていましたが、今は Firefox のほうが有名になってしまったようで、パソコンでのシェアはいまいちのようです。携帯電話用フルブラウザとしての知名度のほうが高い感じです。

 さて、この Opera ですが、無料で使うためにはバナー広告を表示させる必要がありました。以前はこのバナーがかなり高さがあって邪魔で仕方がなかったものです。無料だからと諦めていましたが、いつの間にか高さが減って幅をとる形になってました。

 最新バージョンの8.50では、このバナーがなくなっています。10周年記念として、通常は有料の登録コードを無料配布したことがあります。登録するとバナー広告は表示されなくなるわけで、何か関連があったのかもしれません。
Opera 5.80 のスクリーンショット。 43.8KB 高さ:517 幅:499

 広告はなくなりますが、有料サポートは続けるようです。こちらで収入を得ようということなのでしょう。携帯電話への搭載で、それなりに収入が得られるようになったのも理由のひとつと思われます。


関連リンク
Opera無料版から広告撤去ITmedia ニュース
Opera software(日本語ページ)

2005年07月23日

インテルの技術者に質問してくれるらしい [コンピューター]

 ドスパラのウェブサイトには『パーツの犬』というコーナーがありまして、7月20日の記事によりますと、インテルの技術者に聞きたいことを募集中だそうです。

 質問してほしいことがある方はコメント欄へとのこと。

2005年07月22日

SETI@home 復活 [コンピューター]

 BONIC ベースの SETI@home に移行してから数日後、処理済のデータのアップロードが出来なくなり、ひたすら未処理のままたまっていくと言う状況になっていました。消費されるディスク容量は数倍になり、見るたびにあとで再送信すると言うメッセージが増えていくと言う状況でした。
 公式サイトのニュースによると、処理を担当しているデータサーバーにトラブルがあった模様です。ソフトウェアのバグではないかとプロジェクトリームでは予想しています。

 19日発表のニュースによると、処理能力が3倍の新サーバーを稼動開始したそうで、これで処理が追いつくようになったのでしょう。たまっていたデータもすべてアップロードされたようで、元に戻ったようです。ただ、ログを見ると何度か失敗もしているようです。最後の失敗は、21日午前5時37分です。それ以降は、2回成功しているようです。
 また、『プロジェクト』タブの『ウェブサイト』のボタンが7つ増えていました。告知などは見当たりませんが、アップデートされたのでしょう。

2005年07月10日

overflow-y [コンピューター]

 Firefox をメインブラウザとして使い始めてから、気がついたことが1つ。

 CSS の overflow-y プロパティを使っている企業サイトが結構多いこと。このプロパティは IE の独自拡張である上に、Firefox では収まりきれない内容がはみ出してしまい(Opera8 でもはみ出しました)、ほかの部分と被ってしまいます。
 製作側はテキストエリア(複数行のテキストが入力できるフォーム)のような表示にすることを意図しているのかもしれませんが、Firefox では見た目も使い勝手も悪いだけなのでやめてほしいものです。

 対策は overflow:auto を代わりに使うこと。ブラウザに任せると言う設定ですが、必要がなければスクロールバーを出さないのが一般的のようです。収まりきらないと横スクロールバーも出るかもしれませんが、はみ出すよりはよっぽどましです。

 ちなみに、このプロパティの初期値は visible で、収まらないときは枠を無視してはみ出させると言うものです。つまり、プロパティ地の変更をしない場合ははみ出る可能性を考慮してコーディングすることが必要となります。


参考:CSS2 Specification 11.1.1 Overflow: the 'overflow' propertyW3C

2005年07月09日

たまりすぎです [コンピューター]

 ローカルサーバーがおかしいようなので久しぶりに root でログインしてみたら、HDD に空きがないとのメッセージがどっさり。慌ててメッセージの共通点を探してみると、どれも /var 以下のディレクトリを参照した結果である様子。
 df コマンドを叩いてみたら、マウントしているスライスの空き容量がマイナスになってました・・・・。

 さらに慌てていろいろと調べてみたところ、/var/spool 以下にやたらにファイルがありました。このディレクトリは何ぞやということで調査。メールデータを一時的に貯めておくディレクトリが2つありました。
 通常なら送信と同時に削除されるので問題ないのですが、送信が行われてないためにずっと溜まり続けていたようです。root 宛てのメールチェックサボりっぱなしでした(^^;

 しかし、ここで疑問が。
 たしか、メールはプロバイダの自分のアドレス宛に送るように設定してたはず。いつの間にかメールが来なくておかしいなぁとは思ってましたが、原因不明のままになってました。
 今回調べてたら、途中のバージョンから仕様が変わったらしいと言う情報を見かけましたので、その線で調査してみようと思います。

2005年07月06日

クラシックから BOINC へ [コンピューター]

 SETI@home というプロジェクトがあります。SETI は Search for Extraterrestrial Intelligence(地球外知的生命体探査)を略したもので、これのサブプロジェクトの1つが SETI@home です。これは、電波望遠鏡で受信した電波を世界中のコンピューター(パソコンオンリーではない)で解析し、人工的な電波を探そうと言うものです。
 比較的手軽に始められるということもあり、私は1999年から参加しています。約、18,000時間を費やしてきました(費やすと言っても、私自身はパソコンの処理能力を提供しただけですが)。

 その SETI@home ですが、去年新たな段階に進んでいたことが判明しました。
 それまでは専用のクライアントソフトでしたが、似たようなクライアントソフトの共通プラットフォームとなる BOINC をベースとするものになりました。複数プロジェクトに参加している方には、まとめて管理できるので便利でしょう。BOINC 用のプラグインも共通で使えるようです。
 処理能力をどれくらい提供するか設定することも出来ますから、参加のための敷居はさらに下がったと言えるでしょう。更なる参加者の増えることを祈ります。

参考:
SETI@home
地球外知的生命体探査Wikipedia
新しい,改良された SETI@home が分散コンピューティング ネットワークのバックボーンを形成するだろう 日本惑星協会
BONIC
所属チーム『Frybarec Gloer Gor Bari』

2005年07月05日

トロイの顔を持つシェアウェア [コンピューター]

 Vocal Cancel というシェアウェアがあって、不正なライセンスキー(作者から送られたものではなく、インターネット上などで出回っているライセンスキー)を入力するとトロイに化けるそうです。

 不正使用に対抗するための手段として実装したそうで、ライセンスキー・ユーザーアカウント情報・メールアカウント・アドレス帳などのデータをどこかに送っていたとか。スパイウェアですね。
 私もオンラインソフト(と言ってもオープンソース状態ですが)の作者の一人ですから、気持ちはわからなくもないです。ただ、いくらなんでもやりすぎなのではないでしょうか。法的にもまずい気がします。

 今回の件を知ったときに、以前にも同じようなことがあったのを思い出しました。
 WinGroove と言うシェアウェアで不正ライセンスキー(正確には、ID とパスワード)を入力すると、HDD をまっさらにしてしまうというもの。配布するつもりはまったくなく、事故なんだそうですが、非常に良く似ています。

 不正ライセンスキーを使うのも悪いわけですが、このような過激な対策は不信感に繋がります。バグで正規ライセンスキーでも発動するんじゃないかとか考え始めてしまったら、シェアウェアは登録し辛くなってしまいます。対策も必要ですが、実装や配布開始前には、「これって過激じゃないかな」と確認してみることをお願いしたいものです。

まとめサイト:Vocal Cancelがウイルスな件について。

2005年07月01日

ドライバは性能を左右する [コンピューター]

 2005年6月14日に書きましたが、メインマシンを Athlon64 ベースにしました。現在順調に稼動しています。安定を確認したところで、ちょっといじってみることにしました。

 Leadtek の WinFast PX6600 TD というビデオカードを使っていますが、付属のドライバは新しいとはいえないものになっています。デバイスマネージャーで調べてみたところ、2005年2月24日となっていました。メーカーのウェブサイトからダウンロードできるものが2005年3月25日ですから、おそらく付属のものはファーストリリースでしょう。
 それに対して、チップのメーカーである nVidia の最新ドライバ(2005年7月1日現在)は、2005年6月15日(公式には22日)となっています。ドッグイヤーと言われるコンピューターの世界(一般的な感覚の7倍変化が早く進むと言われています)では、この差は大きいでしょう。

 と言うわけで、付属ドライバと nVidia の最新ドライバで、ベンチマークの比較をして見ました。
 ドライバは先ほど書いたものを使用。ベンチマークは、いわゆるFFベンチ3を使用しました。
 再起動直後に High モードでベンチマークのみをループで開始。キャッシュ効果の影響を避けるため、複数回ループ(1時間ほど放置しました)してからの最新結果のみ参照。気温なども出来るだけ同じになるようにしました。

FFベンチ3の結果
付属ドライバ3897
nVidia ドライバ4000

 そんなに変わらないだろうと思っていましたが、予想に反して100以上の差が出ました。ノートンアンチウィルスの Auto-Protect の起動が遅い問題も解決して、もうもとのドライバに戻す気が起きません。

 ドライバの良し悪しが、ハードウェアの性能に影響することを実感しました。
 たかがドライバ、されどドライバ。ドライバは、ハードウェアの性能をどこまで出し切るかの鍵です。ビデオカードに限らず、良いドライバに出会いたいものです。


 なお、今回の結果はあくまで固有環境でのものです。ほかの環境でも同じように性能が向上するとは限りません。

2005年06月19日

Cool'n'Quiet 止まる !? [コンピューター]

 Athlon64 には、Cool'n'Quiet という機能があります。簡単に言うと、余計なパワーを抑えて消費電力と発熱を抑えるというものです。
 普通にこの機能は使えていたのですが、ギガバイトのオーバークロックツールをインストールしたらこれが効かなくなってしまいました。常駐物をすべて落としてもフルパワーのままで慌てました。

 とりあえず原因を考えてみることに。

 まず、ツールはすでにアンインストールしてあったので、勝手に機能を止めているわけではないです。再起動しても変わらないので、アンインストールしても常駐していることはないでしょう。

 次に、デバイスドライバがおかしくなっている可能性を考えました。WindowsXP では CPU にもドライバがあります。これを入れなおしてみましたが駄目でした。

 こうなると最終手段。BIOS のリセットです。一般的には「電源ケーブルを抜いて電池をはずして放置」というのがよく言われる方法ですが、時間がかかって面倒なのでデフォルト設定を読み込むことに。
 読み込ませたら、改めて設定を変更します。どう変更するかは、環境と好みによりますので説明はなしです。最後に CMOS に保存(F10 ですな)して Windows を起動。常駐物を落としてシズテムプロパティを確認。クロックは・・・・。

 994MHz。無事復活できました。

 Cool'n'Quiet の設定は BIOS で保持するようですね。

2005年06月16日

マザーボードの修理完了 [コンピューター]

 Athlon64 マシンのレポートはしばらく様子見ということで、6月14日に修理から戻ってきていたマザーボードのレポートを先にします。

 まず、戻ってきたものは同じ箱のままでしたが、緩衝材袋(いわゆるプチプチを袋状にしたもの)に入っていました。そして、中身はほぼ同じ状態(隙間に詰め込んだビニール袋はなくなってました)で、作業報告書と送った納品書のコピーが、エーオープンジャパンの封筒に入れた状態で入っていました。

 作業報告書によると、無償でのコンデンサ交換となったようです。実際、コンデンサは交換されてますし、請求書などもありません。
 また、コンデンサ交換以外にも、BIOS起動確認・診断プログラムによるチェック・OSインストール・ベンチマークによる負荷テストなども行われたようです。


 それでは、気になるコンデンサを見てみましょう。

 まずは、修理前の状態から。
修理前の写真のサムネイル
 黄色い丸が頭の膨らんだもの、赤い丸がさらに液漏れも起こしているものです。

 そして、こちらが修理後の状態。
修理後の写真のサムネイル
 赤がルビコン、青が日本ケミコンの、緑は松下電器産業のコンデンサです。Lelon 製コンデンサがすべて国産に交換されてますね。


 さて、組み立て開始と行きますか。

2005年06月14日

新マシン完成 [コンピューター]

 はい。無事 Athlon64 マシンが出来上がりました。FFベンチ3で数時間負荷をかけたり memtest でフルチェックしたりしてみましたが、特にハードウェアには問題はなさそうです。

 問題があったのはドライバのほう。といっても付属CD-ROMのではなく、WindowsUpdate で表示されたもの。
 2つありまして、1つはオンボードの LAN。認識されません。もう1つはサウンド。びっくりマークが・・・。どちらもロールバックで戻したら不調は解決しました。マイクロソフトのお墨付きのはずなんですけどねぇ。


 順番が逆のような気もしますが、構成は次のとおり。

CPUAMD Athlon64 3000+(Venice コア)
CPU ファンCoolerMaster DK8-8132A-OL
マザーボードGIGABYTE GA-K8VT890-9
ビデオカードLeadtek WinFast PX6600 TD
メモリサムソン PC3200 512MB×2(バルク)

 ちなみに、マザーの BIOS は F1 でした。このままで Venice 行けましたが、念のため F2 に更新してあります。それと、気になるファンノイズですが、そんなに気になるほどではないです。一番うるさいのは電源(Sei Plus 360W)のファンかも。

Athlon64 がやってきた [コンピューター]

 今までずっと Athlon XP でしたが、思い切って Athlon64 に移行することにしました。で、本日必要なパーツを購入。先ほどむき出しで起動チェックしたところです。

 で、移行させるのは当然メインマシン。このエントリーを書いているマシンですので、明日までは何も出来ないことに。某 MMORPG の課金もまだ2日残ってるので、早いとこ稼動まで持って行きたい所。まあ、最悪サブマシン(K6-3 400MHz)を使うというのもありなんですけど、戦闘は無理だろうなぁ・・・。


 というわけで、バックアップが終わったら作業に入ります。結果はまた後ほど。

2005年06月09日

ぷっくり解決? [コンピューター]

 例のぷっくりコンデンサいっぱいのマザーボードですが、対応してもらえそうです。メーカーはAOpen ジャパン

 電話で問い合わせたところ、RMA 修理サービスで対応するとのこと。RMA 修理サービス Web 受付から申し込んで送るだけ。基本的に付属品は不要で、マザーボード本体を安全に梱包して送ればいいそうです(購入証明できるものなども必要です)。

 修理だと2週間とかかかるようですが、電話で対応した方によると1週間くらいだとか。某巨大掲示板で1ヶ月かかったという書き込みがあって心配でしたが、1週間なら十分待てます。


 というわけで、先ほど黒猫さんにお願いしてきました。届いたらちょっとしたレポートを書くかもです。

2005年06月07日

ぷっくりコンデンサがわんさか [コンピューター]

 現在のローカルサーバー(DNS サーバーだったり CGI の動作確認用だったり)の後釜予定のパソコンの中を久しぶりにのぞいたら、見事に頭がぷっくりとなったコンデンサがいっぱいでした。膨らんでるのは50個ある中の20個で、そのうち8個は液漏れも起こしていました。
 メーカーはすべて Lelon で、不良電解液が使われている可能性があるメーカーだとか。

 頭が膨らんでたり液漏れしてたりしているのは危険信号。重要なデータがあるなら急いでバックアップするべき状態です。
 このマザーボード、実は修理上がり品です。初めて組むということで、とにかく安くすることを重視した結果です。メインマシンを Athlon64 に切り替える予定なので、余るマザーと入れ替えてやろうと思ってます。

2005年05月23日

メニューが出ました [コンピューター]

 今月の16日に、Firefox のブックマークで右クリックしたときのメニューがおかしいと書きました
 昨夜いろいろと調べた結果、無事解決となりました。覚書としてレポートを書きます。

 結論から書きますと、原因は localstore.rdf というファイルにありました。このファイルには Firefox の設定情報が記録されていて、それが失敗したか何かだったようです。割と頻繁に壊れるという情報もあります。
 このファイルの内容は、単にデフォルトの設定を上書きするだけのようです。ですので、おかしくなったときには削除・移動・リネームなどをすることで回避できそうです。実際、今回はリネームで対応できています。

 なお、このファイルはプロファイルフォルダに置かれています。

iTunes 強制付属? [コンピューター]

 棒ニュースサイトで気になるムービーがあったので、アップルの QuickTime をダウンロードしようとしましたが、WindowsXP用のは「QuickTime 6.5 + iTunes Combo (Windows 2000/XP)」と書かれています。強制付属ですか。

 とりあえず、選択肢があるだろうと思ってダウンロードしてみました。ファイル名は iTunesSetup.exe 。QuickTime のほうがおまけの模様。何じゃこりゃと思いつつもインストールウィザードを進めましたが、インストールしないという選択肢は現れませんでした。強制的にインストールさせるつもりのようです。

 正直、iTunes は要りません。QuickTime プレーヤーも要りません。編集機能も要りません。ほしいのはコーデックだけです。再生したいだけなのです。


 コーデックだけくれとは言いません。せめて iTunes なしでも配布してください・・・。

2005年05月16日

メニューが出ません [コンピューター]

 Windows のインストールし直し後から、Firefox のブックマークを右クリックしたときに出るメニューがおかしいです。

Firefox のブックマークを右クリックしたときのスクリーンショット

 灰色の小さな長方形がそれ。メニューとしては役に立ちません。とりあえず先日出た 1.0.4 を上書きインストールしてみましたがだめでした。拡張機能を読み込まない Safe Mode も試しましたけど、なにも変わりませんでした。

2005年04月25日

トレンドマイクロショック [コンピューター]

 すでに多くの方が知ったと思いますが、パソコンの動作が極端に遅くなるという現象が多数発生しました。この原因となったのは、セキュリティソフトのウィルスバスター。トレンドマイクロという企業の製品で、個人向けと企業向けのどちらもあります。あまりにも影響が大きかったためか、一般向けの新聞にも記事が掲載されました。おそらく、ニュース番組でも取り扱っているでしょう。

 現在、トレンドマイクロによるサポート情報が公開されています。復旧のための情報は、こちらを参照してください。

 業務パソコンにセキュリティソフトを入れておくことは常識化していますが、特定の製品だけを使うと、今回のようなときに身動きが取れなくなりますね。ある程度の単位でグループ分けをし、それぞれ違う製品にするという対策も必要なのかもしれません。 パソコンが100台あったとして、25台をトレンドマイクロ、25台をシマンテック、25台をマカフィー、25台をイーフロンティアと分けてあれば、被害にあったのは25台で済んだことでしょう。
 また、自動アップデートのタイミングをずらすことも重要です。同時アクセスによる回線占有を避ける意味もありますが、問題のあるアップデートを同時に適応してしまうことが避けられます。今回の事件では、原因となったアップデートが公開されていたのはわずか90分間なのです。

 今回の事件をきっかけに、企業における新たな対策が検討されることでしょう。

2005年02月22日

nForce2 と メモリ速度 [コンピューター]

 以前、デュアルチャンネルなのにメモリ速度が遅いということを書きました。それが引っかかっているのか、デュアルチャンネルをキーワードに含む検索で来る方が多いようです。

 今回は、その補足です。

 詳しい人に聞いたところ、遅いのは nForce2 チップを使ったマザーボードだからだそうです。下調べが甘かった。

2004年12月02日

Acrobat 軽くなる [コンピューター]

 Adobe の Acrobat は、さまざまなところで利用されています。行政機関が好んで使用しているようですし、市販ソフトのオンラインマニュアルとしてお馴染みです。

 編集が可能な Acrobat と、専用形式である PDF ファイルを表示するための Acrobat Reader があります。Acrobat Reader があれば、インターネット上にあるファイルを読み込みながら表示することも可能です。環境によって大きく表示が変わってしまうことが少ないため、非常に便利です。

 しかし、欠点が1つ。Acrobat Reader は重いソフトで、起動に時間がかかります。Acrobat も重いようです。

 次期バージョンの 7.0 では、この問題が解決するとか。
 Enterprise Watch の記事によれば、「マシンのスペックにもよるが、7.0ではほぼ待ち時間なくPDFファイルをオープンできる。これはAdobe Readerでも同様だ。」とのこと。12月中旬に配布開始予定の Acrobat Reader 7.0 が非常に楽しみです。

2004年11月08日

FreeBSD 5.3-RELEASE 公開 [コンピューター]

 FreeBSD 5.3-RELEASE が公開されています。今度の休日にでも入れてみます。

2004年10月14日

デュアルチャンネルと memtest [コンピューター]

 現在のメインマシンのマザーボードは、Aopen の AK79D-400VN です。このマザーボードはデュアルチャンネルに対応しています。

 デュアルチャンネルでは、メモリとのデータのやり取りが理論上2倍となり、かなりの速度向上が期待できるはずなのですが、どうも実感がありません。POST 画面(起動時に BIOS が表示する画面)と memtest でデュアルになっているらしいことは確認できましたが、memtest で表示される速度が約 1,200MBps とかなりの低速です。

 使用しているメモリは、サムソンチップを使ったトランスエンドのもの。PC2700 の256MB を2枚使用しています。買ったところはすでに閉店してしまったので、交換してもらうことすら出来ません。

 とりあえず出来ることをと思い、memtest のソースを読んでみることにしました。バージョンは、memtest86+-1.27 です。
 その結果、nForce2 マザーボードの場合、デュアルになりえるスロットの組み合わせであれば、デュアルチャンネルと表示されることが判明。マザーボードの診断結果を見ているわけでも、速度から判断しているわけでもなかったようです。


 速度を追い求めているわけでもないので、負けを認めることにしました。

---------- SPD 情報 ----------
-- DIMM1 --
●メモリモジュールのプロパティ
モジュール名 : Transcend TS32MLD64V3D5
シリアルナンバー : 0000FC09h
モジュールサイズ : 256 MB (2 rows, 4 banks)
モジュールタイプ : Unbuffered
メモリタイプ : DDR SDRAM
メモリ速度 : PC2700 (166 MHz)
モジュール幅 : 64 bit
電圧 : SSTL 2.5
エラー検知方法 : 無し
リフレッシュレート : 通常 (15.625 us), Self-Refresh
Highest CAS レイテンシ : 2.5 (6.0 ns @ 166 MHz)
2nd Highest CAS レイテンシ : 2.0 (7.5 ns @ 133 MHz)

●メモリモジュールの詳細
Early RAS# Precharge : 未サポート
Auto-Precharge : 未サポート
Precharge All : 未サポート
Write1/Read Burst : 未サポート
Buffered Address/Control Inputs : 未サポート
Registered Address/Control Inputs : 未サポート
On-Card PLL (Clock) : 未サポート
Buffered DQMB Inputs : 未サポート
Registered DQMB Inputs : 未サポート
Differential Clock Input : サポート済み
Redundant Row Address : 未サポート

●メモリモジュールメーカー
会社名 : Transcend Information Inc.
製品情報 : http://www.transcend.com.tw/english/Memory/Product.asp


-- DIMM3 --
●メモリモジュールのプロパティ
モジュール名 : Transcend TS32MLD64V3D5
シリアルナンバー : 0000F759h
製造日付 : 2 週 / 2028
モジュールサイズ : 256 MB (2 rows, 4 banks)
モジュールタイプ : Unbuffered
メモリタイプ : DDR SDRAM
メモリ速度 : PC2700 (166 MHz)
モジュール幅 : 64 bit
電圧 : SSTL 2.5
エラー検知方法 : 無し
リフレッシュレート : 通常 (15.625 us), Self-Refresh
Highest CAS レイテンシ : 2.5 (6.0 ns @ 166 MHz)
2nd Highest CAS レイテンシ : 2.0 (7.5 ns @ 133 MHz)

●メモリモジュールの詳細
Early RAS# Precharge : 未サポート
Auto-Precharge : 未サポート
Precharge All : 未サポート
Write1/Read Burst : 未サポート
Buffered Address/Control Inputs : 未サポート
Registered Address/Control Inputs : 未サポート
On-Card PLL (Clock) : 未サポート
Buffered DQMB Inputs : 未サポート
Registered DQMB Inputs : 未サポート
Differential Clock Input : サポート済み
Redundant Row Address : 未サポート

●メモリモジュールメーカー
会社名 : Transcend Information Inc.
製品情報 : http://www.transcend.com.tw/english/Memory/Product.asp

2004年09月02日

UMSP-472BK レポート [コンピューター]

 前のエントリーでネタとして出したので、ついでで UMSP-472BK そのものレポートもしてみることにします。


 すでに書いたわけですが、この製品の特徴は、USB を電源にしてしまう(「しまえる」ではないことに注意。一般的なコンセントはつかえません)ことでしょう。最近はサービスコンセントがないパソコンが多くなってきましたが、このスピーカーなら、そんなパソコンでもスイッチを連動させることが出来ます。パソコンを終了させるときに、わざわざスイッチをオフにする必要はありません。

 USB コネクタにつなげますが、USB 機器として認識されることはないようです。デバイスマネージャーを見てみましたが、それらしいデバイスは表示されていませんでした。もちろん、ドライバを要求された記憶もありません。


 さて、肝心の音質です。
 耳に自信のあるほうではありませんが、正直言って悪いです。低音はこもり、高音は割れます。とりあえず鳴ればいいという方向けですね。まあ、980円ですし・・・。


 けなしてばかりですので、少し褒めましょうか。

 スピーカーはかなり細身で、狭い場所でも十分置けます。あと、スイッチが入ってることを示す青い LED が結構綺麗な色してます。USB 電源と言うことで、コンセントを出来るだけ節約したいときに便利です。最近のマザーボードは、余るほどの USB コネクタが付いてますし。

 こんなところで。

液晶導入しました [コンピューター]

 ついに、念願の液晶ディスプレイを導入しました。物は、SONY の SDM-X73

 パソコンラックのあまりの狭さに、以前から液晶ディスプレイに切り替えたいと思っていたのですが、表示と価格がネックで踏み切れずにいました。


 半日ほど使ってみた感想を少し。


 表示は、かなりいいです。初期設定だといろいろ不満もありますが、微調整を繰り返せば結構いけます。明るいし、反応速度もいい(仕様上では16ms)です。フルカラーは出ないのですが、そんなには気にならないです。

 ケーブル類は接続位置が特殊です。裏側にくぼみがあって、その上に接続します。本体に対してコネクタが平行になります。板状のカバーをつけることで隠れるのですが、正直接続しやすくはなかったです。最大で3系統(アナログ×2、デジタル×1)接続できるのですが、ちょっと狭いかなと感じました。
 内蔵スピーカー用のオーディオケーブルも同じように接続するのですが、これは最初に済ませたほうがよさそうです。アナログ1に接続してしまうと、オーディオケーブルを指でつまむ余裕がなくなります。

 内蔵スピーカーの性能は、おまけみたいなものでした。安いスピーカーを使っていましたが、内蔵スピーカーだと音が割れまくります。これに惹かれて購入を検討中の方、1度聞いてみたほうがよさそうです。


 不満もありはしますが、快適になりました。標準キーボード1つ分以上の空間が空いたのは本当うれしい。発熱も減ってます。とりあえずは満足です。

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2004年06月22日

GIF ファイルの利用が安全に [コンピューター]

 ついに Unisys の LZW の特許期限がやってきました。先日20日に失効となり、このアルゴリズムを利用してもライセンス料を要求される心配はなくなりました。

 LZW アルゴリズムを利用した物として一番有名なのは、画像形式の GIF でしょう。この形式自体は無料で利用できますが、データ圧縮に使われている LZW が突如無条件で有料となってしまいました。それまでは非商用であれば問題はなかったため、多くのフリーソフトが GIF ファイルを扱うことが可能でした。しかし、ライセンス変更と同時に、多くのソフトが対応や開発を中止することになったのです。

 失効に伴い、すでに対応を復活させたソフトの新バージョンが公開され始めているとのこと。しばらくはバージョンアップが楽しみになりそうです。

参考:
INTERNET WatchUnisysの“GIF特許”、日本でも6月20日で失効
CNET Japan「明日はPNGの風が吹く?」:米国でGIFが特許切れに
PNG普及プロジェクト JAPAN(特許失効により、すでに凍結済み)
ミケネコ研究所 わかりやすい PNG の話 for Web
PNGをつかおう!

2004年06月07日

Eclipse コンソールの文字化け問題の続報 [コンピューター]

 以前、Eclipse のコンソールは EUC-JP の出力に対応していないと言うことを書きましたが、バグとして報告されていることがわかりました。

 この問題の原因は、コンソールがプラットフォームの標準コードしか対応していないことのようです。Windows や Mac なら Shift_JIS、Linux や FreeBSD なら EUC-JP ですね。これに対処するには、プラグイン側で標準出力をフックして、プラットフォーム標準文字コードに変換してやるしかなさそうです。ソースコードを持って来ないと直せそうもないですね。

----------
同日 午前2時1
5分追記
 コードを眺めていたら、コンソール出力をしているところを見つけました。org.epic.perleditor.editors.util.PerlValidator.java です。このファイルにある、public static void validate(IResource resource, String sourceCode) というメソッドがそれで、次のようになっている部分です。
 幅を取るので、インデントを減らしました。また、行頭の3文字はこちらで追加した行番号と区切り文字です。
01| /*
02| * Due to Java Bug #4763384 sleep for a very small amount of time
03| * immediately after starting the subprocess
04| */
05| proc =
06| Runtime.getRuntime().exec(
07| cmdParams,
08| null,
09| new File(workingDir));
10| Thread.sleep(1);
11|
12| proc.getInputStream().close();
13| InputStream in = proc.getErrorStream();
14| OutputStream out = proc.getOutputStream();
15| //TODO which charset?
16| Reader inr = new InputStreamReader(in);
17| Writer outw = new OutputStreamWriter(out);
18|
19| StringReaderThread srt = new StringReaderThread();
20| srt.read(inr);
21|
22| try {
23| outw.write(sourceCode);
24| outw.write(0x1a); //this should avoid problem with Win98
25| outw.flush();
26| } catch (IOException e) {
27| e.printStackTrace();
28| }
29| out.close();
30|
31| String content = srt.getResult();
32| inr.close();
33| in.close();
34|
35| //TODO check if content is empty (indicates error)
36|
37| // DEBUG start
38| System.out.println("-----------------------------------------");
39| System.out.println(" OUTPUT");
40| System.out.println("-----------------------------------------");
41| System.out.println(content);
42| System.out.println("-----------------------------------------");
43| // DEBUG END

 15行目を見ると、「TODO which charset?」とあり、文字コードを気にしてくれていることがうかがえます。ぜひ対応させて欲しいものです。

2004年05月29日

Perl と MVC [コンピューター]

 今、最終的にはフレームワークっぽいものにするつもりで、Perl でプログラム書いています。世間の流行に載せられ、UML・オブジェクト指向・デザインパターンも導入。条件分岐が減って喜んだりしています。

 さて、まだ取り入れていない流行があります。MVC です。プロの方はご存知と思いますが、データ(Model)・表示(View)・処理(Control) に分類してコーディングすると言うやつです。データ形式が変わったら Model だけ修正すればいいということになり、変化に強くなると言われています。これを取り入れたいと思っています。
 変化に強いことも魅力なのですが、目的は、View と Control が混ざってしまっているのを何とかしたいと言うこと。

 数時間情報を探してみましたが、Perl での例にはたどり着けませんでした。PHP はあるんですけどねぇ。抽象クラスがなかったりはしますが、Perl でもオブジェクト指向プログラミングは可能です。誰かやってません?

# Sledge というフレームワークが MVC らしいですけど、個人で使うには大きすぎます。

2004年05月26日

メールアドレス漏洩対策の提案 [コンピューター]

 相変わらず迷惑メールが猛威を振るっています。今は私のところにはそんなに来ていませんが、アドレスを変えたりする前はかなりひどかったです。何とかせねばといろいろ考えた結果、少なくとも一般公開していない、ユーザー登録にのみ使っているアドレスに関しての対策を思いつきました。

 まず考えたのは、公開していないはずのメールアドレス宛てに送られてくるということは、どこかから漏れているのではないかという事です。今流行りの個人情報漏洩ですね。漏洩を防ぐためには、漏洩元がわかるようにすればいいと考えました。
 区別する手段として、ID が使われることが多いです。ユーザー登録をすると ID が送られてきますが、登録先にも ID をつけてしまうというのはどうでしょうか。A 社に登録すると、A-USER123 という ID が割り振られるとします。通知を受けたら、今度は A 社に対して A-REG456 という感じに ID をつけてしまい、A 社がメールをユーザーに送ってくる場合には、この ID を添えてもらうわけです。
 ユーザー側では、この ID がないメールは他社からのものであると判断し、フィルタ機能を使うなどして処理します。見覚えのない ID のメールはすべて迷惑メールとしてしまうのもあり(むしろ、そうすることを想定しています)でしょう。

 さて、この ID をどうやって添えてもらうかです。本文に入れると言うのもありではありますが、余計なものを見るのは嫌です。
 メールには必ずヘッダがあり、そこにはタイトルや返信先アドレスなどの情報があります。そして、独自の項目を追加することも可能(X- で始まるものはすべて規格外として扱われます)になっています。これを利用することで、ヘッダとして添えてもらいましょう。とりあえず、X-mail-ID とでもしておきましょう。このヘッダ項目で先ほどの ID を添える場合は、X-mail-ID:A-REG456 となります。メールソフトのフィルタはヘッダを判断基準に出来ることが多いので都合がいいです。

 ヘッダ項目とすることで、メールアドレスの一部として使うことも可能になります。メールアドレスの後ろにタイトルや本文の情報を含めることが出来ます。処理系(メールサーバーやメールソフト)が対応する必要があるかもしれませんが、foo@bar.co.jp?id=A-REG456 のように使います。ちなみに、タイトルは subject、本文は body です。タイトルや本文は企業側で決めたいでしょうから適しませんが、独自のヘッダ項目なら大丈夫です。企業側も、登録フォームの修正は必要ないでしょう。メールサーバーが対応すればいいだけです。


 さて、実際に漏洩した場合です。

 まず、ID が添えてあった場合です。この場合は漏洩元がわかりますから、訴えるなりすることが出来ます。企業側はいっそうの努力が必要となるでしょう。漏らしたのが誰かを突き止め、処分をしてくれるかもしれません。
 そして、ID がなかった場合です。ID のないメールを削除するようなフィルタリング設定にしてあれば、そのメールが来たことにすら気が付きません。送られていないも同然となります。メールサーバーやネットワークに対する負荷はありますが、ユーザーが不快な気分を味わうことはないはずです。


 このシステムが実装され、普及し、効果を発揮するようになれば、迷惑メールはかなり減っていくのではないでしょうか。興味を持った技術者の方、ぜひ実装してみてください。残念ながら私には荷が重過ぎます。GPL と思ってご自由にどうぞ。原案者として、「よしとも」と入れてくだされば、それだけで十分満足です。

 また、問題点の指摘や改良案などありましたら、コメントください。

livedoor エンコーダー は承諾が必要に [コンピューター]

 5月22に書いた livedoor エンコーダーですが、権利者の許可をあらかじめもらっておくことが必要になったそうです。許可はユーザーがもらう必要があるとのことですが、そう簡単には許可は出ない気がします。

INTERNET WatchライブドアのMP3変換サービス、利用にはCDの権利者からの承諾が必要に

2004年05月22日

これって大丈夫? [コンピューター]

 音楽 CD とメディアを預かって、MP3 形式に変換したものをメディアに入れて(もちろん、音楽 CD も)送り返してくれるというサービスを、ライブドアがやっているようです。
livedoor エンコーダー

 これって、幇助になりません?MP3 形式は複製が簡単ですし、CD-R や DVD-R もバックアップが可能です。ばら撒くのがグッと簡単に・・・。

2004年05月13日

Winny 作者逮捕される [コンピューター]

 すでにご存知の方も多いと思いますが、ピュアP2P によるファイル共有ソフト Winny の作者が逮捕されたとの報道がありました。容疑は、著作権法違反幇助。つまり、著作権法違反を支援するようなことをした(この場合は、支援ソフトを作った)ということ。

 幇助の判断基準によって、最終的な結果が変わってきます。違反行為に使えるからと言う理由の場合、インターネットそのものが幇助と言うことになってしまいます。当然、プロバイダは対象に含まれるでしょうし、有料無料を問わず、ホスティングサービスも対象となります。プロバイダによって多くの人がインターネットに手軽に接続できるようになり、ホスティングサービスによって著作権を侵害するようなファイルがやり取りされるようになりました。また、パソコン向け OS(Windows や MacOS)で使える Web サーバーや FTP サーバーの開発者も対象となるでしょう。FTP サーバーでは、明らかにファイルの交換を目的とした機能を搭載しているものもあるのです。

 この場合は、当然ながら Winny が幇助と捕らえられても仕方が無いでしょう。しかし、この基準ではおかしいことは明らかです。「人を殺せる包丁が違反でない」のと同じです。公式サイトには、違法ファイルを扱わないようにとの注意書きがあり、幇助をするようなことが書かれていたわけではありません。支援サイトにあった作者の発言一覧でも、それらしいものは見かけませんでした(ずっと追いかけていたわけではないので、見落としている可能性はあります)。
 ただ、本人が事情聴取で違法性を認めたとの報道もあり、ドラマのような警察の脅迫まがいの尋問でもされていない限りは、有罪となる可能性が高いでしょう。

 なお、ファンサイトの運営者にも家宅捜査を行ったとの報道があり、後釜を狙ったソフトの関係者もかなりショックを受けたでしょう。某雑誌で記事が何度か掲載されている Share(仮) の公式サイトとファンサイトも閉鎖されていました。おそらく、他のソフトも状況は似たようなものかもしれません。


 心配なのは、今回の逮捕をきっかけにして、P2P = 違法という考えが広がってしまうことです。すでに企業向けソフトや携帯電話などで利用が始まっていて、応用は広まっていくでしょう。個人的にも面白い技術だと思います。健全な技術発展が進むことを望みます。

Eclipse で Perl [コンピューター]

 最近になって、噂の Eclipse を使い始めました。これは、早い話が統合開発環境です。大元を開発したのは IBM ですが、現在はオープンソースプロジェクトとして開発されています。
 オープンソースであることも特徴の1つですが、もっと大きな特徴は、ほとんどの機能がプラグインによって実現されていること。メニューすらプラグインらしいです。つまり、プラグインを入れれば、いろんな機能が増やせるのです。

 で、最近見つけたのが Perl プログラミングのためのプラグイン、Eclipse Perl Integration。開発はあまり進んでいませんが、結構便利です。コードアシスタントのおかげで、長い名前の変数も使いやすくなりました。残念ながら、組み込み関数のアシストはしてくれてないようですが、それでも便利には違いありません。エラーになってしまいますが、最近デバッガも実装されました。

 今の不満は、実行結果を出力するコンソールが、EUC-JP に対応していないこと。エディタは対応できましたが、コンソールは文字化けしてしまいます。自分でプラグインを書いてしまえれば解決ですが、まだまだそこまでは・・・。
 対策をご存知の方、コメントください。

2004年05月08日

リビルド [コンピューター]

 Movable Type で、テンプレートの変更などを反映させる処理をリビルドと言います。スペルは rebuild。初めてこの単語を知った方は、何のことやらと感じたかもしれません。今回はこの単語についてです。

 goo の辞書検索では、「再建する, 建て直す; (生活・財政を)立て直す」となっています。
 頭の2文字は接頭辞で、これを取り除くと build。こちらも検索してみると、「(built) 建てる, 造る, (財産・地位・名声などを)築く; (火を)おこす; 組み立てる; 頼る ((on, upon)); 基礎を置く ((on)).」と出ました。

 どうも、建築関係の用語っぽいです。ビルディングと言うように、一般的なイメージは建物とかとなるのでしょう。しかし、コンピューター業界では別の意味合いが非常に強いはずです。具体的には、プログラマー業界です。

 ソースコードファイルから、コンピューターが理解できる実行形式に変換する処理をコンパイル(今はなきゲーム会社ではありません。昔のコミックのキャラクターでもありません)と言います。そして、ソースコードに加えられた変更部分と、それが影響する部分をコンパイルする処理を、ビルドと言います。ほとんどの IDE (統合開発環境)にはこの機能があります。日本語で言えば、「再構築」が近いでしょうか。

 これで置き換えてみると、「サイトの再構築」となります。Movable Type は、テンプレートと記事データを組み合わせて、公開用の HTML ファイルなどを構築するシステムです。記事データはデーターベースシステムで保持されています。
 Movable Type で新しいエントリーを追加した場合、データーベースの更新と再構築が行われます。再構築では、インデックスとアーカイブが作り直されます。そして、新しいエントリーを追加しない限りは、永遠にそのままです。
 テンプレートを変更しても、そのままでは再構築は行われません。管理者が意図的に行う必要があります。この作業をするためのボタンが、「サイトの Rebuild」です。

 まとめ。

  •  Movable Type は、記事データーとテンプレートから、公開用の HTML ファイルを作り出すシステム。
  •  新しいエントリーの追加をすると、記事データーの更新とリビルド(再構築)が行われ、インデックスとアーカイブが更新される。
  •  テンプレートの変更は、そのままでは反映されない。反映させるには、インデックスとアーカイブの更新をする必要がある。
  •  意図的に更新する機能を呼び出すのが「サイトの Rebuild」ボタン。ここからリビルドを行い、テンプレートの変更を反映させる。

2004年05月04日

チェックの重要性 [コンピューター]

 パソコンを放置して自動処理をさせていたのですが、その間はディスプレイの主電源をオフにしていました。そして、様子を見るためにスイッチを入れたところ、何の反応もありません。熱暴走かもと思って、しばらく待ってみても駄目。ついに壊れたかと、この時点でちょっと覚悟をしました。

 数時間後まだ駄目だったので、仕方なく別のディスプレイと交換するべく作業開始。パソコンラックからおろすために電源ケーブルをはずしたときのこと。それなりにしっかりと差さっているはずなのに、妙にあっさりと抜けました。かすかな希望にすがりつつコネクタを奥まで差し込み、スイッチオン。

 無事スイッチが入りました。「Q スイッチが入りません。 A 電源プラグがコンセントに差さっていますか?」のレベルです(^^;
 WinGraphic という雑誌の連載で、漫画家の鈴木みそ氏がこのことをネタにしていましたが(2001年9月号掲載の Vol.11 でした。うーん、懐かしい)、そのときはネタとして笑えた自分がやってしまうとは・・・。

 教訓。スイッチが入らないときはコンセント側だけでなく、反対側もチェックしましょう。

2004年05月02日

増殖 [コンピューター]

 ずっとウェブサイトの運営をやってきていますが、我ながらよく続いているなぁと思います。一番古いのがイリューム伯爵城館。更新履歴によると、開設したのは1997年6月11日 午前2時57分。トップページの日数カウンターによれば、今日で2517日目です。

 初めは1年持てばいいかなぐらいのつもりでしたが、閉鎖どころか増殖しています。閉鎖したところも含めると、全部で11サイト。ただし、その多くはほぼ更新停止。まともに稼動しているのはここぐらい。好ましい状況ではないですね。

 一応は階層構造で分類するようにしてきたつもりですが、"つもり"でしかなかったようです。あちこちおかしな位置関係になっているものもあったりして、そろそろオーバーホールの必要性を感じています。危険な状態なのかもしれません。規模が規模なので、なかなか踏み出せずにいるんですけど・・・。

2004年04月28日

XREA のアカウント取れました [コンピューター]

 無料で、しかも MySQL も PHP も使えると評判のホスティングサービス、XREA のアカウントを取ることに成功しました。昨日から募集が始まったようです。狙っている方はお急ぎを。

 と言うわけで、このブログもそのうちあちらに移す予定です。トラックバックも画像のリサイズも駄目というのは、思ったより不満になりました。プロバイダサーバへの負荷も大きそうですし。XREA なら MySQL でデータを保持させることが出来るのでよくなるでしょう。今週中には作業をしたいですね。1週間ほっとくとアカウント削除されちゃいます(^^;

2004年04月26日

JPEG特許で日本企業が訴えられた [コンピューター]

 インプレスのニュースサイト『INTERNET Watch』によると、画像形式の1つである JPEG で使われる中心的(と思われる)技術の特許を持つ企業が、特許侵害で日本企業を含む31社を訴えたそうです。

JPEGの特許を主張する米企業が日本企業を含む31社を提訴

 JPEG はかなり広範囲で使われていて、インターネット上の写真のほとんどはこの JEPG 形式であり、デジタルカメラでは JPEG ベースの形式が多く使われています。この訴えが認められた場合、かなりの企業がライセンス契約を結ぶ必要に迫られるでしょう。今回訴えられたとされる31社は、氷山の一角にすらなりません。下手をすると、米UNISYS のように、JPEG 形式が扱えるオンラインソフトの作者にもライセンス契約を迫られる可能性もあります。多くのソフトがサポートをやめてしまったことを考えると、非常に恐ろしいことです。

 なお、GIF 形式の圧縮技術である LZW の特許の有効期限は、2004年6月20日(日本国内の場合。アメリカでは、1年早い2003年6月20日)となっています。

参考関連サイト
PNG普及プロジェクト JAPAN

2004年04月20日

Windows Update の説明は見やすくない [コンピューター]

 Windows には、Windows Update と言う機能があります。セキュリティーホールの修正パッチが公開されると、盛んに活躍します。大きなセキュリティーホールの場合は、一般向けの新聞やニュースなどでその名前を目にすることもあります。

 さて、Windows Update の各項目には、それがどんなものなのかをポップアップウインドウで表示するものが多くあります。たとえば、.NET Framework の場合は次のようなものになります。
「.NET Framework」の説明ウインドウのサムネイル

 そして、こちらは HightMAT というデータ形式に対応するパッチの場合。
「HightMAT 形式」の説明ウインドウのサムネイル

 この2つのウインドウで、どちらが見やすいでしょうか。おそらく、前者の方だと思います。前者のウインドウでは、上下にスクロールするだけで済みますが、後者の場合は左右へもスクロールしないと説明を読むことが出来ません。

 実は、前者の表示が基本になっていて、ウインドウサイズもそれに合わせたものになっています。後者のものは、マイクロソフトのウェブサイト上で公開されている、サポート情報ページの1つを表示しています。Windows Update とは直接関係のあるページではないため、もっと大きなウインドウサイズを前提とした作りになっているのです。いつの間にか、このような使いまわし的なものが増えてしまいました。ウインドウサイズを変えるか、専用の解説をきちんと用意するか。どちらかの対策をしてほしいものです。

 なお、このウインドウはサイズを変えることは可能です。