クラシックから BOINC へ [コンピューター]
SETI@home というプロジェクトがあります。SETI は Search for Extraterrestrial Intelligence(地球外知的生命体探査)を略したもので、これのサブプロジェクトの1つが SETI@home です。これは、電波望遠鏡で受信した電波を世界中のコンピューター(パソコンオンリーではない)で解析し、人工的な電波を探そうと言うものです。
比較的手軽に始められるということもあり、私は1999年から参加しています。約、18,000時間を費やしてきました(費やすと言っても、私自身はパソコンの処理能力を提供しただけですが)。
その SETI@home ですが、去年新たな段階に進んでいたことが判明しました。
それまでは専用のクライアントソフトでしたが、似たようなクライアントソフトの共通プラットフォームとなる BOINC をベースとするものになりました。複数プロジェクトに参加している方には、まとめて管理できるので便利でしょう。BOINC 用のプラグインも共通で使えるようです。
処理能力をどれくらい提供するか設定することも出来ますから、参加のための敷居はさらに下がったと言えるでしょう。更なる参加者の増えることを祈ります。
参考:
SETI@home
地球外知的生命体探査(Wikipedia)
新しい,改良された SETI@home が分散コンピューティング ネットワークのバックボーンを形成するだろう (日本惑星協会)
BONIC
所属チーム『Frybarec Gloer Gor Bari』