Firefox 1.5 における SVG の対応 [コンピューター]
書こうとして忘れてました。Firefox1.5 の SVG への対応状況についてです。といっても、まとめサイトの紹介で済んでしまいます。
初めのうちは W3C の仕様書のサンプルを表示してたりしたのですが、すでにまとめてる人がいるのではと検索してみたところ、SVG 以外も含めたまとめサイトを見つけたというわけです。いやぁ、感謝感謝です。
さて、詳しくはまとめサイトを見ていただくとして、大まかな印象を書いてみようと思います。
実装としては、基本部分はほぼ問題ないでしょう。名前空間(後述)がちゃんと指定してあればほぼ大丈夫そうです。ただし、これは単なる静止画として扱う場合でして、アニメーションやフィルタ効果はまだまだのようです。
SVG を公開する側の注意としては、名前空間をきちんと指定しておくことが上げられます。1つの XML 文書に複数のボキャブラリを含む場合(XHTML+SVG+SMIL など)には、この名前空間で区別することになります。SVG だけの場合なら区別する必要はないわけですが、Firefox 1.5 の実装ではこの場合も名前空間が必要になっています。設定しないと謎の XML 文書として扱われてしまい、構造が表示されるだけになってしまいます。
なお、名前空間は SVG のバージョンによって違いますので、使用するバージョンにあわせてください。名前空間名については、仕様書等で確認願います。先ほどのページにも、仕様書へのリンクがあります。
Firefox 1.5 の登場によって、SVG にネイティブに対応したブラウザは Opera 8.5 とあわせて2種類となりました。また、IE7 がネイティブに対応するという話です。IE6 もアドビのプラグインを使えば対応させることが出来ます。Opera 8.5 の実装は残念ながら今ひとつの感がありますが、SVG をブラウザで見ることができる環境はかなり整ってきたといえるでしょう。
SVG はプレーンテキストデータなので、簡単に CGI で扱うことも出来ます。IE7 普及と同じころにはブレイクするのではないでしょうか。出来ることなら自分もその担い手になれればと思いつつ、SVG の普及を願っています。