雑念ベースは http://blog.yoshitomo.org/ に移転しました。ここはリンクや画像などのために残っているのみで、更新はされません。

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2006年10月11日

NHK時計 [雑学]

 INTERNET Watch の連載『やじうまWatch』の10月1日の記事で知ったのですが、NHK時計を表示するブログパーツが配布されていました

ブログツール「NHK時計」NHKオンライン「ラボブログ」:NHKブログ

 該当記事によると平成3年まで使われていたとのことですが、すっかり記憶から抜け落ちていたようです。ブログパーツを見た瞬間には、懐かしさとともにイメージが蘇ってきました。

 1日3回登場していたそうですが、私の記憶にあるのは正午のようです。表示から4秒後の時報の後、アナウンサーが「12時のニュースです」といった感じのことを言うのを覚えています。
 朝と夜は記憶になく、ずっとあれはリアルなアニメーションなんだと思っていました。実写だったのですね。

2005年10月28日

2007年から ISBN は13桁に [雑学]

 雑誌を除く書籍には、ISBN というコードがつけられています。現在は10桁ですが、2007年1月1日から13桁になるそうです。

ISBN規格改定のお知らせ日本図書コード管理センター

変更点

  • 頭に978が付く
  • チェックデジットの計算方法が変わる
  • コードのフォントがOCR‐Bフォントから、11級以上(11級は、7.5pt・2.75mm)の書体自由になる

 なお、バーコードはすでに978が付いていますが、チェックデジットの計算方法が違うため、そのままでは駄目なようです。

2005年11月21日 訂正
バーコードとはチェックデジットの方法が違うと記述してありましたが、同じ方式でした。

2005年05月11日

カドヘリン [雑学]

 最近、カドヘリンという蛋白質のことを知りました。きっかけになったのは、サイエンスZERO という番組。いわゆる科学番組です。

 さて、どんな蛋白質かといいますと、細胞と細胞をくっつけるものだそうです。発見者の竹市雅俊氏曰く、これがなかったら、つねるだけで皮膚が崩れるとか。形を安定させることもできないです。生物にとっては、とてつもなく重要な蛋白質です。

 カドヘリンは臓器の形成にも関わっています。生物は受精卵が細胞分裂を繰り返すことから始まるわけですが、初めは同じ種類の細胞しかありません。しかし、途中からさまざまな種類に分かれていきます。そして、同じ種類の細胞は集まり、臓器の一部を形成します。このときにも、カドヘリンが重要な役割を果たします。
 カドヘリンにもいろいろあり、細胞の種類ごとに違っているそうです。これによって、同じ種類の細胞が集まるのです。カドヘリンがなかったら、皮膚の細胞と骨の細胞と神経細胞が混ざってしまうかも。皮膚に骨が混ざり、神経繊維が糸のように生えてたりするんでしょうか・・・。

 ここまでは基礎研究です。応用研究として、癌の転移についての関わりが研究されています。
 転移は癌細胞が血管などを通って離れた場所に移動し、そこで増殖することで起こります。癌細胞のカドヘリンは正常な細胞よりも少なかったり弱まったりしていて、ばらばらになりやすいとか。そこで、癌細胞のカドヘリンを増やすことで、転移させないようにできないかという実験が行われています。マウスによる実験では、すでに効果があることが判明しています。

 ほかにも、神経細胞が情報を伝達する部分であるシナプスにもカドヘリンが関わっているようです。情報を送る側の細胞のカドヘリンの働きが悪いとシナプスが成長せず、情報もうまく伝わらなくなるんだそうです。


 まだ応用が始まった段階のようですが、さまざまな治療に結びつく可能性を感じました。非常に将来が楽しみな分野です。