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2006年04月22日

ドメイン取得レポート(4) VALUE-DOMAIN での取得 [インターネット]

 前回から20日も経ってしまいましたが、ドメイン取得レポートの4回目です。予定通り、VALUE-DOMAIN での実際の取得について書きます。例として、example.org (予約されているので実際の取得はできません)を取得するとします
 文章中にはリンクテキストや特定のページへのリンクが含まれますが、執筆時のものです。あなたがご覧になっているときには変更されている可能性があることをご了承ください。

ユーザー登録

 まずは、ユーザー登録が必要です。無料サービスの XREA の登録とは別になりますので、XREA のユーザーであっても改めてユーザー登録が必要です。
 ページ上部メニューの左から3番目の「ユーザー登録」というリンクから、ユーザー登録フォームのページにいけます。また、同じページへのリンクはトップページ下にもあります。「今すぐ利用する」のすぐ下です。

 フォームは2つに分かれています。上は VALUE-DOMAIN へのユーザー登録、下は連絡先の情報となっています。
 ユーザー名と連絡先の情報は、後からでも変更できます。また、このフォームで入力した情報は外部に公開されません。VALUE-DOMAIN は海外レジストラの代理店ですが、登録情報を扱うのは VALUE-DOMAIN 自身とのことです。
 ドメインに関する情報のデータベースである whois に登録する情報は、ドメイン取得時に改めて入力を促されます。ユーザー登録時の情報をそのまま使うことも可能ですが、変更したり VALUE-DOMAIN に代行してもらうこともできます。代行に関しては、後ほど詳しく解説します。

 登録が終わると、「VALUE DOMAIN ユーザー登録完了のお知らせ」というタイトルでメールが届きます。ノートンアンチスパムは、このメールをスパムと判断してしまいました。メールソフトで削除する設定にしている方はご注意ください。
 メールには、ユーザー名とパスワード、ログインページのアドレスなどが記載されています。重要なメールですので、大切にしてください。

ドメイン取得

ログイン
 メールを受信したら、早速ログインしてみましょう。メールにあったログイン名とパスワードを入力し、「ログイン」というボタンをクリックします。ログインすると、ユーザーコントロールパネルに切り替わります。ユーザー名も表示されていると思います。  なお、ログアウトしなければ再度 VALUE-DOMAIN のページを表示したときもログインしている状態であると扱われます。パソコンを同じアカウントで複数の人が使う場合は、最後に必ずログアウトしてください。ページ上メニューの一番右にあります。
ドメイン空き状況の確認と支払い
 ドメインの取得は、上から3番目のブロックの「ドメイン操作」のメニューから行います。取得ページへのリンクテキストは「新規ドメインの取得」です。リンク先のページは、空きドメインの検索フォームになっています。1行テキストフォームに希望のドメインを入力し、国ドメインのチェックボックスをオンにします。「空きドメインかチェック」というボタンをクリックすると、数秒後に結果が表示されます。チェックボックスをオンにした国ドメイン全てに対して調査結果が表示され、登録されていないドメインの場合は「取得するにはここをクリックして下さい」というリンクも表示されます。

 リンク先のページは3つに分かれています。上から、登録ドメインと金額・ユーザー情報・メールアドレスなどの情報、whois に登録する情報、whois 情報の代行選択となっています。
 どれも重要ですが、最も重要なのは whois 関係でしょう。whois 情報は世界中に公開されるため、うっかりすると個人情報を書いた紙をばら撒くより危険なことになります。公開を拒否することはできませんが、VALUE-DOMAIN に代行してもらうことができます。ただし、この段階ではメールアドレスの代理ができません。スパムは絶対困るというアドレスは避けたほうがいいでしょう。代行してもらうには、「名義を代理公開する」のリンクをクリックします。クリックすると、フォームの内容が変更されます。

 もう1つ大切なのは、ドメインの金額です。.org の場合は、1年間で990円(9ドル)です。実はこのままドメイン取得に進むことはできません。VALUE-DOMAIN の場合は先に支払いが必要です。銀行振り込みなどもできますが、クレジットカードが手軽でお勧めです。支払いは、コントロールパネルの「支払い操作」から行います。上から5番目です。金額を選択するか1行テキストフォームに入力してボタンをクリックです。とりあえず最低限必要な額だけ(この場合は990円)払えばいいでしょう。支払いが終わると、「ドメイン・ウェブサービス料金の領収明細書」というメールが届きます。このメールも大切にしてください。

 支払いが終わったら、改めて新規ドメインの取得を行います。ちょっと面倒ですが仕方がありません。
 取得作業は、できるだけ急いで行うことをお勧めします。のんびりしている間に他の人が取得してしまうことがありえるからです。
 国ドメインがすでに決まっている場合は、トップページで金額の確認ができます。先に必要金額を支払っておくと、無駄がありませんし楽です。

 ドメインを取得し終わると、「VALUE DOMAIN ドメイン登録完了のお知らせ」というメールが届きます。このメールには、取得したドメイン・取得に使用したユーザーID・取得費用・支払ったお金の残額などが記載されています。このメールも大切にしておいたほうがいいでしょう。

 なお、取得したドメインはすぐに使えるわけではありません。.com などは比較的早く有効になりますが、.jp は最短で15分ほどかかります(最近早くなりました)。48時間ほど見たほうがいいようです。

whois 情報の変更

 ドメインを取得すると、コントロールパネルから whosi 情報の変更ができます。「ドメイン操作」の「WHOIS登録情報の変更」から行います。
 リンク先ページには、取得したドメインがリスト表示されます。ラジオボタンで選択してボタンをクリックするか、ドメインのリンクをクリックします。情報を入力するフォームが表示されます。
 一番下の「名義を代理公開する」では、ドメイン取得時と同じように名義代行操作が可能です。ドメイン取得時にはメールアドレスだけは代行してもらえませんでしたが、ここでは全てを代行してもらうことが可能になっています。スパムが嫌な場合は、感謝しつつ早めにリンクをクリックしましょう。すぐ下のボタンをクリックすることで実行されます。反映にはしばらく時間がかかり、.org では長くても2時間で反映されたようです。

まとめと予告

 これでドメインを取得することができました。ただ、取得しただけでは990円をどぶに捨てたようなものです。しっかりと活用したいものです。

 次回は、ドメインをサーバーに割り当てるやり方を解説したいと思います。サーバーは XREA を例とします。

2006年04月02日

ドメイン取得レポート(3) ドメイン取得の流れ [インターネット]

 3回目は、一般的な取得までの流れです。やっと本題に近づいてきました。

取得を依頼するサービスを選択

 ドメインの管理をしているのは、株式会社日本レジストリサービスなどのレジストリと呼ばれる組織です。そして、実際の取得を依頼するのは窓口となるレジストラや、さらにレジストラに依頼を代行する組織です。
 レジストラはたくさん存在しますし、代行をする組織はさらに多く存在します。その中からどこにするかを決めなければなりません。迷ったときは有名どころにすればいいでしょう。
 お名前.comムームードメインが定番ではないでしょうか。私が取得を依頼した VALUE-DOMAIN も検索では上位に表示されます。

取得可能か確認

 第1回で書いたように、ドメインは唯一無二のものです。ですから、すでに他の人が取得しているのと同じドメインは取得できません。そのため、まずは希望のドメインがまだ誰も取得していないか確認することが必要です。1分間でも状況が変わることがありますので、確認は依頼する直前に行うのがいいでしょう。
 私が知る限りでは、レジストラサービス会社(レジストラと依頼代行をまとめて、以降このように表記します)は空いていることを確認することが、申し込みの流れのスタートになっています。

取得申し込み

 ドメインがまだ誰も取得していないことが確認できたら、早めに申し込みをします。安心して出かけたりすると、帰ってきたら先を越されてたということもありえるのです。ドメイン取得は早い者勝ちです。

 申し込みはレジストラサービス会社のウェブサイト上で行えるはずです。書類が必要なところは私は知りません。
 ユーザー登録などをして、ドメイン取得を依頼します。途中でユーザー情報を入力するところがあると思いますが、ドメインの登録情報として公開されるものかもしれません。ユーザーの名前や住所電話番号などは、whois というデーターベースに登録され、誰でもそれを参照することが可能です。レジストラサービス会社の情報を代わりに登録することが可能な場合がありますので、不安であればそちらをお勧めします。

支払い

 ドメインの取得は有料が普通です。そのため、申し込みと同時に(先に支払いが必要なこともあります)支払いが必要になります。振込みは時間がかかるので、不安でなければクレジットカード払いがお勧めです。審査が通れば、すぐに作業を続行可能です。

取得

 支払いが終わったら、実際の取得に入ります。whois に登録する情報の入力(ユーザー登録時に済ませてあれば入力済みかもしれません)などを行う以外は特に難しいことはないでしょう。

ドメインを使う

 取得したドメインは、そのままでは使うことができません。サーバーに割り当てる作業が必要です。割り当てた情報が浸透して初めてアクセスすることができるのです。

次回予告

 次回は、いよいよ VALUE-DOMAIN での取得の解説に入ります。

Amazon.co.jp のお勧めリストが Ajax に? [インターネット]

 Amazon.co.jp には、登録しているユーザーの好みに合いそうなものをリストアップするお勧めリストというものがあります。「お勧め商品があります」というあれです。

 そのお勧めリストですが、先ほど覗いたらインターフェースが変更されていました。

 今までは評価するためにはリロードが必要でしたが、同じ画面で可能になったようです。「興味がない」なども含めて、評価すると「評価する」となっている部分が「保存しました」に変わります。ブラウザのステータスバーでアクセスしていることがわかるので、いわゆる Ajax を導入したのかもしれません。

2006年04月01日

Yahoo! JAPAN が10周年 [インターネット]

 Yahoo! JAPAN が、本日4月1日の15時20分で10周年を迎えたそうです。

 10周年を記念する特集コンテンツも作られていて、『Yahoo! JAPAN 10年間の軌跡』というコーナーでは、ページビューの変化やロゴギャラリーを見ることもできます。

 個人的に興味を引かれたのは、各周年記念ページで見ることができる年表。
 Yahoo! JAPAN のサービス開始したころは、まだインターネットが今ほど一般的ではない時期です。Windows95 日本語版が発売開始したのが、1995年11月23日午前0時。やっと一般の人がインターネットを利用できるようになりはじめてから約5ヶ月。日本のインターネット普及の黎明期です。

 年表を見ていくと、Yahoo! JAPAN の歴史はインターネットの歴史でもあると言えることがわかります。
 ディレクトリ型検索サイトからロボット型検索サイトへの変化。検索専門からポータルサイトへの変化。アナログモデムによる通信からブロードバンドへの変化。専門家のものだったインターネットが一般的なものになる変化。同じくらいインターネットに触れてきた私にとっては、非常に懐かしい出来事もたくさんあります。

 千里眼のような個人運営の検索サイトしかなかった日本に、初の商用検索サービスを Yahoo! JAPAN は持ち込みました。そして、10年間の間に大きな影響力を持つ存在となっています。
 次の10年後、インターネットはどのようになっているでしょうか。そして、Yahoo! JAPAN を初めとするポータルサイトはどのような変化を遂げているか。そのとき自分がどのような生活をしてるかも予想がつきませんが、10年間を知るものの1人として見届けてみたいものです。