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VNC 導入覚書(前編) - インストールから一般的なログインまで [FreeBSD]

 リモートホストにアクセスできる VNC を導入しました。問題は残っていますが、Windows から普通に利用できるところまで来たので、覚書を残しておきます。

導入環境:FreeBSD 5.4-RELEASE
導入バージョン:4.1.1
導入方法:Ports(Portupgrade を使用)

インストールからログイン

 インストールは、root で portinstall net/vnc です。エラーが出なければこれでおしまい。 早速サーバーを起動してみましょう。起動するユーザーは、VNC でログインしたいユーザーです
$ vncserver

 1回目の起動のときには、ログイン用のパスワードを訊かれます。このパスワードは保存されますので、2回目からは訊かれません。

 サーバーが起動したときに、次のようなメッセージが表示されます。

New 'example.foo.bar:1 (root)' desktop is example.foo.bar:1

Starting applications specified in /root/.vnc/xstartup
Log file is /root/.vnc/example.foo.bar:1.log

 リモートからは、example.foo.bar:1 にアクセスします。example.foo.bar がホストのアドレスで、1 がディスプレイ番号です。接続する側(一般にはクライアントですが、VNCではビューアと呼ばれます)では、これをそのまま指定してやります。
ビューアのスクリーンショット(アクセス先を入力したところ) GIF89a形式 3.67KB

パスワードを入力して認証されれば、そのままログインとなります。
ビューアのスクリーンショット(パスワードを入力したところ) GIF89a形式 3.16KB

 ログインしたときの環境は、~/.vnc/xstartup によって決まります。標準では、ウィンドウマネージャーは twm です。
ビューアのスクリーンショット(ログイン後) GIF89a形式 4.18KB

 ビューアは終了すれば閉じますが、実はサーバー側では状態がそのままになっています。もう1度ビューアで接続すると同じ状態になります。そのままだと資源の無駄ですし、セキュリティの問題もあります。root でサーバーが起動しっぱなしなんて、恐ろしいことになっているかもしれません。もし誰かがログイン出来てしまったら(もちろんパスワードは必要ですが)、自由にいじりたい放題です。
 安全のためにも、作業が終わったらサーバーは終了させましょう。コマンドは、vncserver -kill :ディスプレー番号です。ディスプレー番号の前のコロン(:)とスペースをお忘れなく。

後編へ続く

 さて、ここまでの方法でも便利ですが、ログインからログアウトまでの作業が煩雑で面倒です。  後編では、もっと使い勝手を浴する方法を解説します。手間はかかりますが、やってみる価値は十分あると思います。

関連リンク

RealVNC
 本家開発元。
VNCのページ
 古いですが、日本語での詳しい解説があります。Google でトップに来ます。
ゼロ円でできるXサーバ WindowsでLinuxをリモート操作・前編(1/3)@IT - アットマーク・アイティ
 Linux向けですが、図や写真入で詳しく解説されています。