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XREA でのアップグレード [ブログ]

 とりあえずうまく行ったようなので、覚書としてアップグレード作業の内容を簡単に書いてみようと思います。

 このブログは XREA というレンタルサーバーで稼動しているのですが、ここはインストールが少し特殊です。と言っても難しいと言う意味ではなく、インストール用のスクリプトが公開されていて、それを使うことで半自動的に行うことが出来るのです。
 半自動というのは何も問題が起こらなければありがたい反面、想定外のこととなるととたんに厄介になってしまいます。アップグレードと言う作業も同様でして、スクリプトがどんなことをしているのかを考えてやる必要があります。

 XREA は無料サービスと有料サービスがあり、無料サービスの場合は強制的に広告が入ります。ただし、x というディレクトリ以下のファイルには広告は入りません。片っ端からこのディレクトリに入れてしまえば無料でも広告なしになるわけですが、それではライセンス違反でアカウントごと消されかねません。
 MovableType の管理画面は一般公開されないページと言うことで、広告なしにすることが許されています。広告で表示がおかしくなるのを避ける意味もあり、本体のインストール先を /x に、インデックスページやアーカイブディレクトリを/mt にしています。この設定は、インストールスクリプトを編集することで行いましたので、アップグレード前の状態を想像することが出来ます。


 さて、ここまでのことを踏まえて、実際のアップグレードに入ります。

 まずは、シックス・アパートによる解説を読みましょう。説明に従ってアップグレード版をダウンロードし、解凍します。
 エントリーとコメントのエクスポートが推奨されていますが、これに加えて、テンプレートもバックアップしておくといいでしょう。いろいろ手を加えているのであれば、何かの拍子に消えてしまうとダメージが大きいです。編集画面でコピーし、適当なテキストエディタに貼り付けて保存しておくといいでしょう。

 バックアップが終わったら、ファイルをアップロードします。画像ファイル以外はアスキーモードでアップロードしますが、これに該当するのは拡張子が cgi・pm・css・js・html・tmpl・php・tpl のどれかのファイルです。FTP ソフトに任せてモードを変更する場合は設定を忘れずに。
 アップロードする場所ですが、私の場合はすべてを /x にアップロードしました。アップグレード版のアーカイブには設定ファイルである mt.cfg は含まれていませんので、うっかり上書きしてしまう心配はありません。tmpl ディレクトリにはテンプレートファイルが含まれていますが、基本的には 2.66 のものの流用は出来ないようです。そのまま上書きするしかないでしょう。

 アップロードが終わったら、説明に従ってアップグレードスクリプトを実行します。実行は、ブラウザから該当するスクリプトを開きます。うまくいったら、6つのファイルを削除することもお忘れなく。


参考:Movable Type 3.x 導入手順 6.MT2.6xからのアップグレード